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■「初森ベマーズ」テレビ東京、金曜深夜0時12分

 「みんなでドラマをやる夢がかなってうれしい。でも、女子ソフトボールのお話なのですが、私は子供の頃から球技全般が苦手で…。ボールが飛んでくるのが怖いんです」

 アイドルグループ、乃木坂46のメンバーが総出演するスポ根ドラマ。ただ、自身の球技下手は、同じテレビ東京系で放送されていた冠バラエティー番組「乃木坂って、どこ?」で特集されたこともあるほど。

 「でも、練習して、少しずつできるようになってきました。撮影が進むにつれて、うまくなっていくんじゃないかな…と期待しています」

 弱小チームの成長を描く物語。それを地でいくように、苦手意識の克服に悪戦苦闘しているようだ。

 さびれた下町の再開発計画が持ち上がり、ななまる(西野七瀬)ら少女たちは、憩いの場、初森公園の取り壊しを阻止するため、素人チームの初森ベマーズを結成。再開発を進める大企業会長の娘、キレイ(白石麻衣)が率いるポラリス学園に挑む。

 演じるアカデミー(役名)は演劇部に所属する演技好きという設定で、「変わり者という点では自分と一致している」と語る。炎天下での撮影には「私は夏が嫌いで、引きこもっていたい方なので…(笑)」と苦労をのぞかせつつ、「のどを守る感じでタオルを巻いてみたり、『演劇部っぽさ』を織り込んでいます」と、役作りを楽しんでいる。

 平成23年夏のグループ結成から間もなく4年。自身は今年5月、1年に及んだAKB48との兼任を終え、ドラマ主題歌にもなった新曲「太陽ノック」で、7作ぶりにセンターを担当。「以前とは気持ちも表現力も変わったと思う。緊張も不安もワクワクもあります」と語る。

 年1回の舞台公演がグループの特色だが、演技には苦手意識もあったという。だが、AKB48との兼任などを通じて、仕事への意識も変わってきたようだ。

 「アイドルはいろんなことにチャレンジできるのだから、『遠慮しちゃだめだ』と最近、思えるようになってきました」。経験を重ね、ひと回り成長した乃木坂46の象徴的存在は、ドラマでもその魅力を発揮してくれることだろう。(三品貴志)

 ◆〈いこま・りな〉平成7年生まれ。秋田県出身。23年、乃木坂46第1期メンバーオーディションに合格し、翌年のシングル「ぐるぐるカーテン」でCDデビュー。デビュー作から5作連続でセンターを務め、以降も選抜メンバーで活躍。昨年4月~今年5月にはAKB48チームBも兼任した。